地震発生の原因


地震発生のメカニズム(図1)
日本列島の成因で説明したように、日本列島の下部の状態は左図のようになっている。
・太平洋側には、浅い地震が発生し、日本海側では、深発地震が発生する。(マントル対流の流れに沿って震源があると考えられる。)

 参考:「日本の深さ別震央分布図

・主要な火山活動は、マグマが存在する日本海側にのみ存在する。(マグマの成因は、マントル対流による摩擦熱で周辺の温度が上がり液状になっていると考えられる。)
マグマの成因(図2)
・マグマの成分を分析すると、日本列島に近い火山のマグマは、アルカリ成分が少ない。
(マグマは、玄武岩質の岩石が溶融したものである。)

・より強い圧力で生成されたマグマほど、アルカリ成分が多く含まれる。

・よって、マントル対流に沿ってマグマが生成されていると推定される。
 太平洋側では、マグマを生成するだけの摩擦熱が得られないため、火山が無いが、すべりによる浅い震源の地震が発生する。
火山帯の分布(図3)
・火山帯よりも太平洋側の火山は、ソレイアイト玄武岩マグマで生成されている。
 日本海側の火山は、高アルミナ玄武岩、アルカリ玄武岩マグマ(アルカリ成分が多い)で生成されている。

・尚、図1,2は、左図の断面での図を示している。
・地震の規模を示すマグニチュード(M:横軸)と断層長(L km:縦軸)の関係には
 LogL=0.5×M-1.8
の経験式がある。

・この経験式をグラフにしたものが、左図である。

塩井様@東京の資料

参考文献 岩波新書 上田誠也著 「新しい地球観」(1971年3月20日初版発行)

Update 2000/06/26